Fullmetal Alchemist「鋼の錬金術師」英語版

鋼の錬金術師 vol.1 [DVD] (こちらは英語版ではありません。画像のみ借用)

左のカレンダーで1月9日のみぽつ〜んと浮き上がっているの見て、我ながら「さみし〜」と思ってしまいました(^_^.)
だからというわけではありませんが、正月休みに観たアニメということで、久々に英語版の感想など・・・。

Fullmetal Alchemist - The Curse (Vol. 1) (2004) (「鋼の錬金術師」英語版)
販売元:Amazon.com
価格: $21.99 (米国アマゾンで06年1月時点)
リジョンコード:1(注:日本のプレーヤーでは再生できません)
言語:日本語・英語
字幕:英語
4話+特典(クレジットなしOP・EDや絵コンテなど)

[全般]
ワタシは現地購入でしたが、米国のアマゾンで買っても送料を含め3千円くらいだと思うので、4話でこの価格はかなりお買い得と思われます。ただし、日本版にあるような「荒川氏の描き下ろし四コマ漫画」や「コミカル30秒予告編」がはありません。特典映像としては、キャラの設定画やクレジットなしのOP・ED映像など、全て見ていませんがちょこちょこあるようです。ブックレット付。

[声優]
エドの声を聞いた最初の感想は、「おっさんかい?」です(笑)。それは大げさにしても、ちょっと大人っぽいというか、男の人っぽすぎるとういか。朴さんの憂いと強さを兼ね備えた少年の声に代わる人は、海外の声優さんにはまだいないと思われます(えへん)。一方アルですが、これがなかなか釘宮さんと似ていてビックリです!雰囲気出ています。これが英語版を楽しめるか否かを左右したといっても良いのでは。

[英語]
ハガレンの英語はなかなか英語好きにはお勧めです。理由としては
1, わかりやすい。錬金術のゴタク(え?)以外は、いたって普通の英語です。
2. 日常英会話に役立つ。
そして何よりも、
3. 英語版ならではの、かっこ良い言い回しがある!
とういことです。日本語版を直訳するのではなく、かなり言い換えているところも多いので、原作の台詞にこだわる場合は別ですが、個人的にはそのまま訳すよりカッコいい英語ならではの台詞が気に入りました(ただし、逆に納得いかない部分も多々あるんですよね。これじゃエドがただの身勝手なやつに思われそうな台詞とか・・(-_-;)。

以下にご紹介。

●キメラに対峙したエドの台詞。
日本語版 「こいつは素手でやり合うのはきつそうだな」
英語版 「You want to play? Let`s go for it!」

エドが最初に自分の鋼の腕を見せるときの台詞
日本語版 「(これが)神様とやらの領域を犯した咎人の姿だ!」
英語版 「(略)・・・when you cross into God's territory or whatever the hell it is, is this what you want? Look!」

●キメラに足を噛まれて痛そうにするエド。実はオートメールの足だったためいたずらっぽく微笑む。
日本語版 「なんつってな」
英語版 「Wrong leg, pal」

すかさずキメラにオートメールの腕で攻撃をするエド
日本語版 「逃がすかよ!」
英語版 「And here's a right arm!」

英語版では、相手に対し「オートメールの足を攻撃されても痛くない」と言う意味で「wrong leg 」と言い、「こっちが攻撃するのはオートメールの腕だ」という意味で「right arm」と言っているところがウマい!と思ってしまいました。

●おまけ:ハガレン用語
練成陣: A Transmutation Circle
国家錬金術師: State Alchemist
オートメール: automail(これはもともとautoとmail(鎧かたびら)の造語らしい)
キメラ: chimera(異組織・共生体の意。語源はギリシャ神話に登場する、ライオンの頭とやぎの胴とへびの尾を持つ怪物。)