NARUTO Vol.1 (「NARUTO」英語版1巻)

Naruto, Vol. 1

Naruto, Vol. 1

購入先:地元の三省堂

価格:アマゾンでは873円だったけど、ワタシが買ったときはもっとしたような(原価 $7.95)

原作読書暦:発売分は読書済み



  • 外装

VIZなのでヒカ碁と同じ。表紙絵は原作とまったく同じ。

  • 英語

全体の印象としては、前半がやや難しく、後半になって読みやすくなったという感じでしす。ヒカ碁よりは間違いなくチャレンジでしょう。その理由としては、

1.台詞が長い

そもそも説明やキャラの身の上語りなど、長い台詞の多い原作ですが、英語版ではさらに補足説明がついて長くなっている時もあり、ふきだしに所狭しと詰まっている英語は、英語好きにはたまらない・・・、もとい、好きでなければやっていられない量ともいえます(笑)。

2.日常会話じゃない

設定が設定だけに、普段はしないような会話が多々ある(九尾の狐を封印etc...とか)。

3.単語が難しい

単にワタシが知らないだけという気もしますが(爆)、日常会話で使わないような難しい言葉が結構使われていました。一例を挙げると、dossier(書類)、 animosity(憎悪)、 prowess(勇敢)、など。document, hatered, braveryじゃ駄目なのかい?と効きたくなりますが、これも時代設定(といっても、あってないような設定だが)を意識してのことかも知れません。

原作を読んでいれば、単語がわからずとも前後の文章から判断するなどして、メインストーリーを理解するのに支障はないと思いますが、ワタシのように気になる性格だと、前半がなかなか進まず・・・(^-^;)。

とはいえ後半に入ると、ナルトたち三人とカカシ先生のやりとりが主なので、日常会話レベルという感じでした。

スラングや略語もそれほどでもなく、それよりやっぱりポイントは語彙量の多さでしょう。ちなみになぜか最上級形の言葉が多かった・・・(fondest, severest, strictest)。

忍術に関しては(いずれサイトでまとめようと思って早数ヶ月)、原作の言葉と英語が両方載っていたり、英語だけの時もあり。なるほどこう訳すのか、と思うものもあれば(例:The art of transformation=変化の術)、それは違うだろう〜と突っ込みを入れたくなるものまで(例:The art of doppelgenger=影分身の術。分身はドッペルゲンガーじゃないって・笑)ありますが、とにかくわかりやすさを優先しているようですね。