ハウルの動く城 (ネタばれ含む)

この間、やっとのことで観ました、「ハウルの動く城」。

いやぁ・・・、やばかったです。やばかったよ(キムタク風のやばいではありません)。何がやばかったかというと、途中からずっと置いて行かれてしまいました。今までの駿監督の作品も、ワタシ的にはやや難しいというか、ストーリーが説明しにくかったものの、少なくとも見ている間は理解していた(気になっている)のですが、今回は、自分が置いて行かれた瞬間がバッチリわかってしまいました(^-^;)。後半は、そのことに焦ってしまい、段々とスクリーンから距離が開いていったという・・・。

最初は、魔女にかけられたソフィーへの呪いを解く話だと思いきや、いつの間にかハウルを救う話になっていて、何から救うのか?魔女か?国王か?悪魔との契約なのか?−と混乱してしまい、観終わった後に、一緒に行った友人と内容を確認し合ってしまいました。

以前に岡田斗司夫さんが某番組で、この映画の前半部分を特に絶賛していましたが、理由はともかく、ワタシも前半部分で特に引き込まれました。町並み、空、登場人物のキャラクター(特にソフィーの肝の据わったお婆ちゃんぶりがカワイイ)、そしてやっぱりあの城の動く姿が、ファンタジーっぽいのだけどリアルな迫力!(パーツの一つ一つが擦れる音など)。

ハウル役の木村さんは、声にあまり特徴がないせいか、思ったほど気にならず(自然な演技とぎこちない演技は表裏一体?笑)、むしろ賠償さんの方が、ご本人を思い出してしまいちょっと馴染みにくかったです。ハウルのキャラクターは掴みにくかったのですが、それがかえって、もう一度観たいという気にさせられたので、それがハウルの魅了なのかなぁとも。

次回観る時は、現地まで行って録音したという町の雑音に意識して観てみたいです。