Hikaru No Go Vol.1 (「ヒカルの碁」英語版1巻)

Hikaru No Go 1

Hikaru No Go 1

購入先:http://amazon.com
価格:$7.16 (原価 $7.95)
原作(日本語):読書済み(というか何度読んだか・・・)

  • 表紙

メインの絵は変わらずバックとタイトルロゴが変わっただけですが、う〜ん、これだけでもアメリカンコミックらしく見えてしまいます。英語版にはカバーがありませんが、扉の折り返しに書いてある作者コメントは別のページにちゃんとありました。

  • 英語

スラングや略語も少なく素直に読めます。高校の文法知識があれば結構読めるのではないかなぁと思いました。囲碁用語は、やたら長ったらしいものもありますが(笑)、原作でも意味がわからず読んでいたくらいなので、英語版で理解できなくとも問題ないでしょう。ただ、佐為といえば「右上スミ小目」と思い出さずにはいられない、そいういう楽しさが味わえないのが惜しいですが。ほった先生も仰っていたように、実際は囲碁用語は日本語のまま使われていそうですが、きっと誰にでもわかりやすいように英訳されているのでしょう。
ほった先生のネームの日々(StoryBoards)やQ&Aコーナーもちゃんと掲載されています。

専門的なことはよくわかりませぬが、読んでいて特に不満はなかったです。たまに訳されていない台詞、例えばアキラの「棋士の高みを知っているのか!」などありましたが(その後の、「辛酸、苦渋」も訳されていなかった。アキラの発する言葉はあまりに日本的で難しいのかなぁ・笑)。ニュアンス的に違うとか、英語になると拍子抜けする台詞もありますが、これは翻訳漫画である以上、仕方がないかなぁと思える範囲です。

アキラの碁会所が入っているビルから囲碁トーナメントのちらしまで、しっかり英訳されていました(アキラのビルは日本語の時もあり)。でも、棋院の建物だけはさすがに日本語のままでした(バンザイ!)。

  • 修正

日本のアニメが海外で放映される時に修正が入るという話をはしばし耳にしますが、ヒカ碁のコミックスで発見してしまいました。加賀が碁盤にタバコを押し付けるシーンが、ガムに入れ替わっています。でもこれは、日本のアニメでも同様の修正がなされたくらいなので、仕方がないかな。隅々までチェックしてみましたが(←嫌な奴)、タバコの煙も何もかもきれいに修正されていました。