コンスタンティン

映画の日」ということで、観て来ました「コンスタンティン」。
おいおい公開したばかりでしかも映画の日なんて混雑も良いとこだろと思ったのですが、45分くらい前に並んで一番後ろの中央席が取れました。
池袋のシネマサンシャインはチケットを買う時点で席が決められるので、無駄に並ばずに済むところが良いです(ちなみに返還直前の香港で観た映画館もそうでした)。もっとこういう映画館が増えると良いなぁ。

映画に関しては、結論からいうと満足です。最後はお決まりのアクションでバタバタ敵を倒して終わりかなと思ったのですが、ストーリーのベースとなっている「天国と地獄」という概念に沿って、最後まで話が進められた所が良かったです。と、書くと堅苦しいですが、割と軽いノリというか、笑えるというか、それでいて成る程と思える終わり方でした。キアヌが劇中で使う道具や儀式などもこういう映画の魅力でしょうか。天国と地獄の解釈などにこだわらず、一つのSFファンタジーとして観れば十分に楽しめるかと。ちなみに、「天国と地獄のバランス」という言葉を聞いた時、「あ、BLEACHっぽい」と思いました(笑)。

登場人物の名前はほとんどが聖書に由来しているようで、日本のサイトには少し情報が載っているのですが、肝心のコンスタンティンが出ていない。辞書で調べた限りでは、「コンスタンティン一世(キリスト教の信仰を認め、コンスタンティンノープルを建設した人)」が近いかなと思ったのですが、この記事を読んで、ジョン・コンスタンティンのイニシャル(J.C)をイエス・キリスト(Jesus Christ)とかけたのだろうかとも思いました。その他、双子の女性のうち、アンジェラは「エンジェル(天使)」が由来だし、イザベルも聖書の登場人物のようです。

最後のエンドロール(ちなみにエンドロール後にも映像がある)に、"based on Graphic Novel"と書いてあったので、「漫画が原作かぁ。どおりでストーリーが面白いわけだ」と思って気になってネットで調べたところ、 「ヘルブレイザー」というのが原作らしいです。ただ、原作ファンの方の感想を見る限り、原作とは似ても似つかず不本意な出来だったらしいですが。原作ファンの場合、そのアニメ版や実写版が気に入らないというのはよくあることですが、逆に映画から入ったワタシは原作は楽しめないのかなぁと思いつつ気になります。